スマートフォンアクセサリーからゲームの世界へ【Hossy編】

世界中のハイパーカジュアル(ハイカジ)ゲームファンの皆さん、こんにちは。心が躍る体験をしていますか?

今回は、エウレカブログもまだ始まったばかりということで、ハイカジゲームファンの皆さんにとっては普段あまり聞かない話かもしれませんが、私自身がエウレカスタジオに来た経緯を書きたいと思います。

まず大前提として、私は普段ゲームをほとんどやらない人間だということを告白しておかなければいけません。若い頃に将棋のプロを目指していたことがあり、スマートフォンではたまに将棋ゲームをする程度でした。それも、後述するトリニティ株式会社を起業してからはまったくやっていませんでした。そんな私がなぜゲームの世界に来たのか。

トリニティ株式会社の設立と成長

まずは、私が起業したトリニティについて説明したいと思います。

約20年前、前職で一緒に働いていたメンバー3人で、デジタル機器アクセサリーを輸入・販売する会社を起業しました。それがトリニティです。当時はiPhoneやスマートフォンもまだ存在しておらず、MacやPCの変換アダプターやiPodというオーディオプレーヤーの周辺機器を取り扱っていました。そこからAppleのiPhoneの躍進とともに成長していきました。一部ではソニーやシャープ、GoogleなどのAndroid向けアクセサリーも展開するようになりました。今では、その業界においてトップシェアを占めるまでに成長しました。このブログを読んでくださっている方も、もしかしたら一度は弊社の製品を購入されたことがあるかもしれません。

これらの製品は形のあるものですが、iPhoneユーザーもAndroidユーザーも、トリニティのお客様になります。そして、スマートフォン向けゲームのユーザーも同じお客様なのです。

形ある商品と形なき商品の違い

アクセサリーは形のあるものなので、常に製品を製造して出荷し、店頭に陳列したり、オンライン販売のための倉庫に在庫を置いておく必要があります。想定以上に売れれば在庫が足りなくなって機会損失が発生しますし、逆に想定を大幅に下回ると不良在庫となり、これまた損失になってしまいます。

一方、スマートフォン向けゲームの場合、形のあるものが存在しません。ゲーム自体はソフトウェアですし、流通はApple App StoreやGoogle Play Storeなどのプラットフォームで配信するだけなので、日本のみならず世界に一気に配信することができます。想定外に需要があっても、特に何かアクションを起こす必要がないため、在庫切れや不良在庫の心配が不要になります。

トリニティは「デジタルライフを豊かにする」というスローガンを掲げてさまざまな活動を行ってきました。そして、スマートフォンゲームの開発・流通というビジネスモデルもこのスローガンに合致すると考えたのです。

エウレカスタジオとの出会い、そしてゲームの世界へ

縁あって、スマートフォン向けハイパーカジュアルゲームを企画・開発しているエウレカスタジオ株式会社をM&Aでグループ会社にすることができました。前述のような考え方は私自身のものであり、また、なかなか他の人に任せるわけにもいかなかったため、前社長の馬場さんより引き継ぎ、エウレカスタジオの代表も務めるようになりました。

このような経緯から、私がスマートフォンゲーム業界について「ズブの素人」であることがお分かりいただけると思います。普通に考えれば、業界も違い、知識もないのだから、単身で会社を運営しようなどとは思わないでしょう。しかし、私としては、どんな業界であろうと、どんなビジネスモデルであろうと、最終的には同じことを追求するものだと考えています。

「顧客を喜ばせ満足させること」

形のあるものを販売していても、形のないものをビジネスにしていても、結局のところ最終消費者=顧客がいます。その顧客を喜ばせて満足してもらうことができれば、どんなビジネスも成り立つのです。

スマートフォンアクセサリーであれば、消費者が製品のコンセプト、クオリティ、使い勝手などに満足し、価格とのバランスも良ければ、「買って良かった」と喜んでもらえます。消費者が満足しているものは、次に購入する時にも同じものを求めるようになりますし、インターネットやSNSの時代においては、その評価が伝播し、さらに広まっていくことでニーズが増えていきます。そうすると、販売店でも取り扱いをしたいと思うようになり、良いサイクルが生まれます。

この法則はスマートフォンゲームも同じです。プレイしてくれるユーザーがゲームに満足し、心を躍らせることができるようなものを作れば、ゲームを長くプレイしてくれるようになります。さらには他のゲームも楽しんでもらえるようになります。ユーザーが喜び満足しているゲームは、口コミやSNSで広まり、ビジネスとしても成功します。

エウレカスタジオの新たなスローガン

「顧客を喜ばせ満足させること」という基本中の基本があるため、エウレカスタジオの新しいスローガンは「世界中、いつでもどこでも誰にでも、心が躍る体験を!」としています。この体験をユーザーに提供できたならば、スマートフォン向けゲーム会社としては成功すること間違いなしと言えます。

というわけで、私がこの会社に来た経緯を簡単にご紹介しました。実はエウレカスタジオの代表を兼務するようになって約2年が経ちます。だんだんと知識はついてきたものの、まだまだわからないことだらけで、試行錯誤の日々を続けています。これからも、そんな過程も含めて私たちのことを知ってもらいたいと思っていますので、ブログを書き続けていきたいと思います。

これからも、どうかご期待ください。

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