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『Purify the World』開発者インタビュー

今日は『Purify the World』の制作者、Hiroに制作時のことや熱い思いをインタビューしていきたいと思います。Hiroさんよろしくお願いいたします!

『Purify the World』はどんなゲームですか?

Purify the Worldは荒廃した世界が舞台のアドベンチャーゲームです。

Purify the World

世界に蔓延するゾンビを倒して研究し、作成した薬品で汚染された地表を浄化しながら進んでいきます。

進む過程で人々を助け、施設の開放や装備の強化を通してできることが増えていくので、拠点の発展と新たな地域が開放される探索要素を楽しめるのが魅力となっています。

『Purify the World』の企画はどのように思いつきましたか?

企画のアイデアを見つける過程で、Steamで配信されている「Terra Nil」というゲームに出会いました。

Terra Nil、Purify the World

紹介動画に含まれていた「荒れ果ててなにもない大地を浄化して緑を蘇らせる」というシーンを見た時に「おおっ!」と心が動いたんですよね。

なにか論理的にゲーム評価して良いシーンだと感じるに至ったというわけではなく、特に何も考えておらずただぼーっと動画を見ていた時に、現象としての理解のしやすさや壮大さ、視覚的効果も相まって心が惹かれました。

ハイカジをプレイするユーザーも、広告動画を見ている時は僕達開発者のように細かいゲームのルールや面白さを意欲的に探しにいく方は少ないと考えているので、なんとなく見ているだけでも心が惹かれる要素に気付けたのは大きな収穫でした。

僕がこの紹介動画をみていた時の精神状態はユーザーのそれに近いと信じていたので、この動画にあったWow! はきっとユーザーにとっても心が惹かれるのではないかと考え、企画するに至りました。

制作時に一番大変だったことは何ですか?

このゲームはバトル要素に加えてリソース(木、石、鉄などの資材)収集による建築要素が入っているので、武器の強さや敵のパラメータ調整は基本として、リソースの獲得数や各機能の開放頻度など、ゲームの進行を支える要素が多いがゆえに調整対象も多く、適切なゲームバランスを作り出すのに多くの時間を使いました。

バランスを考えてはリリースしてユーザーの反応を数値として受け取り、それらの数値を元に改善を行い新たなバージョンとしてリリースし…の繰り返しで、適切なバランスを探すのには必然的に長い時間が必要でした。

今回は草原ステージや砂漠ステージなど様々なステージが登場しているかと思いますが、ステージを作る際に工夫されていることはありますか?

世界を構成する環境は、できるだけ印象が大きく変わるコンセプトで構築するよう意識しました。

草原は緑、洞窟はグレー、砂漠は黄色など、色的にも印象が大きく変わる環境を採用することで、同じような雰囲気の環境が続くよりもよりゲームが進行している様子を感じてもらいやすいと思ったためです。

体験はもちろんですが、視覚的にも楽しんでもらえたら嬉しいので。

『Purify the World』から、今後生かせると感じたことを教えてください。

ハイカジは広告動画を入口としてインストールされることがほとんどで、この広告動画をユーザーが見てどう思うかがそのゲームのポテンシャルを構成する大きな要素の一つです。

その動画を0から作る僕達は、このユーザー心理をより深く理解する必要があると思います。

ユーザー目線といってもその言葉が指す要素が多すぎるのですが、今回のPurify the Worldで言うと浄化という要素がユーザーがワクワクした理由に含まれる大きな点だったと考えています。

その要素に着目できたのも、普段ユーザーが動画広告を解釈・評価するような精神状態(きっと)で既存のゲームを見る瞬間があったからだと思います。

ユーザーにとっての面白さを開発者として考えることは当然大事だと思うのですが、ユーザーの気持ちを考えるのではなく、自分自身がユーザーの気持ちになるということも非常に大事だと思いました。

この記事を書いている時のように、落ち着いた環境で後日談として振り返るとあたりまえだなとは思うのですが、企画を行っている渦中では案外忘れていたりするんですよね。

そして今回の体験で得た仮説や企画が実際にユーザーによく思ってもらえた事実があるので、この学びを手にこれからも魅力的なゲーム作りに励んでいきたいと思います。

「ユーザー目線」の意味をより解像度を高く理解して、今後に活かしていきたいです。

最後に『Purify the World』の好きなところをお願いします!

腐敗してしまった地表を浄化する際、茶色く濁った地面は色を取り戻し木々が復活する様子はこのゲームの基本コンセプトかつ推しどころなので、好きです!

是非プレイしてみてください!

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HIROのアバター ゲームクリエイター

HIRO

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