ゲーム開発スタジオのエウレカスタジオは、フルリモートワークを採用しながらも、月に一度の全体ミーティングで社員同士のコミュニケーションを大切にしています。
先日のミーティングでは、「パズルゲームの定義」について熱い議論が交わされました。きっかけは、先月のアプリ開発進捗報告会議でのこと。メンバー間でパズルゲームに対する認識にズレがあることが発覚し、改めて定義を明確にする必要性を感じたためです。
パズルゲームとは? それぞれの意見が飛び交う
議論では、
- 「収益性を考えると1ステージが短い方が良い。」(Kimichan)
- 「武器や強化要素はない方がパズルゲームらしい。」(Takun)
- 「1画面でカメラの動きがない。仕組み化されている。」(Nodera)
- 「解決するべき何かがあり、ユーザーは課題解決が目的。」(Hiro)
など、様々な意見が出されました。
中には、「『間違い探し』は独立したジャンルでは?」「枠にはまったものがあるとパズル感がある」「タップタイミングは関係ない。プレイヤーにできることが最初からわかっている」といった、パズルゲームの本質に迫る意見も。
また、近年話題の「スイカゲーム」のような、一見パズルゲームに見えるが、反射神経も必要なゲームをどう定義づけるかについても議論が白熱しました。

ChatGPTも巻き込み、パズルゲームの定義を再構築
さらに、最新のAI技術であるChatGPTの意見も参考にしながら、パズルゲームの定義について多角的に検討。
その結果、エウレカスタジオでは、パズルゲームを以下のように定義づけました。
「パズルゲームとは、考えてゲームクリアできる論理的思考ゲーム。初めからゲームの目的、手段が明示されている。プレイヤーの操作スキル(運動能力)は必要ない。ゲーム操作は複雑ではなく基本1つのゲームのこと。ステージ性があり、ダイナミックな画面遷移はしない。」

共通認識で、より質の高いゲーム開発へ
パズルゲームは、一般的に「高LTV & 高CPI」という特徴があります。ユーザーのライフタイムバリュー(LTV)が高く、収益化しやすい一方で、顧客獲得単価(CPI)も高くなる傾向があります。そのため、企画段階での認識のズレは、開発後の成果に大きく影響する可能性も。
今回の議論を通して、メンバー間でパズルゲームに対する共通認識を持つことができ、今後のゲーム開発がよりスムーズに進むことが期待されます。
エウレカスタジオは、今後も柔軟な働き方と活発なコミュニケーションを両立させながら、ユーザーに愛される高品質なゲームを制作していきます。
