【ネタバレ考察】『MONDAYS』がもっと面白くなる4つの秘密! 上司のツイートが元ネタだった!?

【ネタバレ考察】『MONDAYS』がもっと面白くなる4つの秘密! 上司のツイートが元ネタだった!?

こんにちは! エウレカブログです!🎮✨

「あー、また月曜日が来てしまった…😮‍💨」 多くの社会人が抱くこの憂鬱な気持ち。もし、その月曜日が永遠に繰り返されるとしたら…?😱

そんな悪夢のような状況を、最高に面白くて、ちょっぴり心温まるオフィス・コメディに昇華させた傑作映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022年)。

口コミで人気が広がり、国内外の映画祭でも賞賛されたこの作品、ただ笑えるだけじゃないんです!  今回は、【超ネタバレあり】で、この映画がもっともっと面白くなる4つの深掘りポイントを徹底解説!

※未視聴の方は、必ず鑑賞後にご覧くださいね!※ 👇

目次

まずはおさらい:『MONDAYS』とは?(※核心ネタバレあり!)

  • 公開年: 2022年
  • 監督: 竹林亮
  • 脚本: 夏生さえり/竹林亮
  • 主演: 円井わん, マキタスポーツ
  • ジャンル: コメディ/SF/お仕事ドラマ
  • 主な受賞歴: 第32回日本映画批評家大賞 新人監督賞/編集賞 受賞、ヴヴェイ国際ファニー映画祭2023 金賞 受賞 🏆

あらすじ(結末まで!):

とある小さな広告代理店。社員たちは、なぜか毎週同じ月曜日の朝を迎えていることに気づき始める。窓に鳩がぶつかる衝撃をきっかけに、一人、また一人とループの記憶を持つように。原因不明のまま、地獄のような一週間が繰り返される中、彼らはループから抜け出すため、タイムループに全く気づいていない永久部長(マキタスポーツ)に、この事実を「気づかせる」ことを決意する。 様々な試行錯誤の末、彼らはループの原因が、部長がかつて諦めた漫画家になるという夢への後悔にあることを突き止める。そして、ループする一週間という時間を逆手に取り、チーム全員で協力して部長の未完の漫画を完成させることで、ついに地獄の月曜日から脱出することに成功するのだった。

MONDAYS

【もっと面白くなる深掘り①】実話が元ネタ!?  上司の“同じツイート”から生まれた奇跡の物語📱😂

このユニークな物語の着想、実はほぼ実話から生まれているんです!

MONDAYS

脚本家の一人である夏生さえりさんが、以前勤めていた会社の上司が、毎日ほとんど同じ時間に「今日もめちゃめちゃ仕事するぞ!」という、全く同じ内容のツイートを繰り返していることに気づいたそうです。その既視感から、同僚と「もしかして、あの上司だけタイムループしてて、私たちも巻き込まれてるんじゃない?」と冗談を言っていたことが、この物語の核となるアイデアになったのだとか!😂

あのリアルな「またこの感じ…」というオフィスの空気感は、脚本家の実体験から生まれていたんですね!

【もっと面白くなる深掘り②】これぞ日本の会社! 「上申」で挑むタイムループという狂気の稟議書💼

ループからの脱出方法を探る社員たち。彼らが選んだ手段は、魔法でも超能力でもなく…なんと、日本の会社お馴染みの『上申』!  つまり、「部長にこの事実を伝える」ために、まずは直属の上司である課長に報告し、承認を得て、次に…という、稟議書を回すような、あまりにも非効率的で官僚的なプロセスで挑むのです!

タイムループという超常現象に対して、あまりにも現実的な日本の企業文化を適用する、その不条理さが、本作の痛烈な社会風刺と、どうしようもない可笑しさを生み出しています。クライマックス、完璧に作り込まれたパワポのプレゼンで部長にタイムループを説明するシーンは、まさにその集大成!

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【もっと面白くなる深掘り③】孤独じゃないタイムループ! 「集団」で挑むからこそ面白い新構造🤝✨

従来のタイムループものの多くは、『恋はデジャ・ブ』のように、主人公一人がループの秘密を抱え、孤独に戦います。 しかし、『MONDAYS』が新しいのは、チーム全員でこの問題に立ち向かう「集団型タイムループ」である点です!

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主人公の吉川は、最初にループに気づくヒーローではありません。むしろ、最初は懐疑的で、後から仲間になる一人。この構造が、「一人の天才が世界を救う」のではなく、「凡人たちが、それぞれの知恵とスキルを持ち寄り、協力して困難を乗り越える」という、より共感しやすい物語を生み出しています。この「チームワーク」こそが、本作の温かい感動の源泉なのです。

【もっと面白くなる深掘り④】脱出の鍵はパワーストーン…じゃない!?  「創造性」が世界を救う感動の結末🎨😭

物語の途中、社員たちはオカルト雑誌『月刊ムー』を参考に、「部長のパワーストーンブレスレットがループの原因では?」と推測します。しかし、それを破壊してもループは終わりません。

そして明らかになる、本当のループの原因。それは、部長が漫画家になる夢を諦めたことへの深い後悔が、「締め切り(週の終わり)」が来ない世界を無意識に作り出していた、というものでした。

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つまり、ループからの脱出の鍵は、物理的な破壊や魔法ではなく、チーム全員で部長の未完の漫画を完成させる、という「創造的な行為」だったのです!😭🎨  この感動的な結末は、「仕事の効率化や生産性の追求だけが全てじゃない。夢や創造性、そして仲間を思いやる心こそが、私たちを日々の繰り返しから救い出してくれる」という、力強くも優しいメッセージを伝えてくれます。

エウレカ的視点💡:「アイデアの勝利」と、制約がもたらすクリエイティビティ🎮

『MONDAYS』の成功は、私たちゲーム開発者にとっても多くの示唆を与えてくれます。

  • アイデアの力: 低予算、ほぼワンシチュエーション(オフィスのみ)という「制約」の中で、ここまで観客を魅了する作品が作れたのは、ひとえに脚本とアイデアの勝利です。これは、インディーゲーム開発の精神にも通じますね!
  • 発想の転換: 「終わらない一週間」という絶望的な状況を、逆手に取って「完璧なプレゼンを準備するための無限の時間」として活用する。このポジティブな発想の転換が、コメディとしての面白さを加速させています。
  • テーマの普遍性: 「終わらない仕事」「職場の人間関係」という、万国共通の悩みをタイムループというSF設定に落とし込むことで、国内外で共感を呼び、賞賛される作品となりました。

まとめ:もう一度観れば、月曜日が少し愛おしくなるかも?✨🏢

『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』をさらに深く楽しむための4つのポイント、いかがでしたか?😊

  1. 実話ツイートから生まれた、奇跡の物語📱
  2. 日本企業への痛烈な風刺と、爆笑の「上申」プロセス💼
  3. 「集団」で挑む、新しいタイムループ構造🤝
  4. 「創造性」が世界を救う、感動的な結末🎨

これらの背景を知ってからもう一度観ると、この映画が単なる面白いコメディではなく、現代社会で働く私たちへのエールと、遊び心を忘れないことの大切さを教えてくれる、忘れがたい傑作であることが、より一層深く理解できるはずです。

ぜひ、これらのポイントを胸に、もう一度あの“終わらない月曜日”に飛び込んでみてください。 きっと、初回とは違う笑いと、温かい感動があなたを待っています。💖

それではまた、エウレカブログでお会いしましょう!👋

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