2023年にリリースされた『Mr.Shipping』! 今回は配送業者になって自分の会社を育てていくシュミレーションゲームを生み出したNoderaに、『Mr.Shipping』のさらなる魅力を探るためインタビューいたしました。

開発当時の話
『Mr.Shipping』の企画は、どのように生まれたのでしょうか?
最近はAmazonなどのサービスが一般化しており、実際に荷物を仕分けて発送する体験を考えていた時に思い浮かびました! 工場内で荷物を運ぶだけではなく、様々な施設を拡張してお金を稼ぐことでゲームに深みを出せるのではないかと思い、作成を行いました。
今ではAmazonのような宅配サービスは、生活に欠かせない存在ですよね。日常の生活からヒントを得て、このゲームが生まれたんですね! 「工場内で荷物を運ぶだけではなく、様々な施設を拡張してお金を稼ぐことでゲームに深みを出せる」のゲームの深みについて、もっと具体的に伺ってもいいでしょうか?
出荷をメインに置きつつ、スマートフォンを作り来客するお客さんに直接売ることでお金を稼ぐことができます。配送という枠組みを超えて、ビジネスを体験できるという点では、他のゲームにはあまりないシステムだと考えています。
生産、出荷、配送だけでなく、お金を稼ぐところまでシュミレーション体験出来ることは、確かにビジネス体験そのものでよいUX設計ですね! 教育ゲームとして、お子様にもおすすめゲームです。
制作時に大変だったこと
制作時に大変だったことを教えてください。
従業員を雇うことができるのですが、その従業員は指示を出さなくても自動で目的の荷物を運んでくれます。
それを制御するためのAIを作成する部分に時間がかかりました。
放置しても楽しめるゲームにしたかったので、多少時間がかかってもこのシステムは実装する必要がありました。
AIの作成ができるのはかっこいいですね!! イメージですがとても大変そうです。「荷物を運ぶAIの制御をする」と、「放置しても楽しめるゲーム」がいまいち結びつかないのですが、なぜ制御することによって放置しても楽しめるようになるのでしょうか?
従業員は荷物を運ぶことで、本来プレイヤーが行う手間な作業を肩代わりしてくれるようになっています。
その部分を放置して、自分の行いたいメインのゲーム部分に集中できるためストレスをなくして楽しむことができます。
ありがとうございます、そうゆうことだったんですね! 確かに初めはいいですが、コツコツした作業(荷物を運ぶだけなど)は自動化できるようになると、プレーヤーは次のステップへ行けますし、進化した快感があって楽しいですよね! 時間がかかってもこのシステムはゲームを楽しむうえでなくてはならないと感じますね。

キャラクターについて
Noderaの企画したゲームは、シンプルですがキャラクターが可愛く見えます。キャラクターについてこだわったところはありますか?
キャラクタは3頭身程度にし、表情などをなくすことでシンプルで誰にでも受けやすいデザインを採用しています。それが、少し可愛く見えるのかもしれないですね! ハイパーカジュアルゲームの特徴として、リアルなキャラクターはあまりウケが良くない結果になることが多いため、男女や性別を問わないシンプルなデザインが重要視されています。
誰にでも受けやすいシンプルさと3頭身が愛されキャラクターの秘密なんですね! 色見や効果音などは、特徴はあるのでしょうか?
色味は暖色と呼ばれる暖かい色、「赤」や「黄色」あたりの色を使うように意識しています。
逆に寒色と呼ばれる「青色」や「白色」は画面が質素になりやすいため、明るい色を採用することが多いです。
効果音はうるさすぎず、耳障りが良い音であれば問題はないですね。
画面が質素にならないように、暖色を使っているんですね! 確かに『Mr.Shipping』は工場がテーマですが、魅力的に見えますもんね。選ぶ色がポイントだったんですね。効果音もうるさすぎないことが大事ですね! 本日はいろいろと答えてくださり、ありがとうございました。
では最後に、『Mr.Shipping』の開発者からみた魅力をお願いいたします!
ユーザーの皆様が飽きないよう、様々な施設があります。
その施設をアップグレードすることで、効率よくお金を稼ぐ楽しさを体験できます!
他にも、稼いだお金を使い自分のお家を拡張できる、やり込み要素もあるため是非プレイしてください!