2026年上半期の日本のモバイルアプリ市場に関する最新レポート「モバイルアプリトレンド2026:日本版」が発表されました。
「最近どんなアプリが遊ばれているの?」「売れているゲームは何?」といった疑問に応えるべく、アプリのダウンロード数やプレイ時間、人気のゲームタイトルなどを分かりやすく紐解いていきます。
1. 2026年上半期の主役は「カードゲーム」! 異例の爆発的成長
2026年上半期、日本市場で圧倒的な成長を見せたのがカードゲームカテゴリーです。

- インストール数: 前年比 18%増
- セッション数(起動回数): 前年比 113%増
- アプリ内滞在時間: 30.84分(2025年比で 21%増)
ただダウンロードされるだけでなく、一度遊んだユーザーが何度もアプリを開き、長時間プレイしていることが分かります。
ちなみに、カードゲームはOSによる偏りが非常に大きく、Androidユーザーがダウンロード数の96%、セッション数の83% を占めるという面白いデータも出ています。
2. ダウンロード数と「実際に遊ばれている量」のギャップ
ダウンロード(インストール)が多いゲームと、実際に日常的に遊ばれている(セッション数が多い)ゲームには、はっきりとした違いが出ています。

ダウンロード数の割合(2026年上半期)
- パズルゲーム: 25%
- ハイパーカジュアルゲーム: 22%
起動回数(セッション数)の特徴
- パズルゲーム: 全体の26%を占めてトップ。
- ハイパーカジュアルゲーム: ダウンロード数は22%と多いものの、セッション数はわずか7%。手軽に落とされる一方で、長期間遊ばれにくい傾向が表れています。
- アクション・戦略・スポーツ: インストール数の割合に対して、セッション数の割合が大幅に上回っています。
- スポーツゲーム:インストール 4% に対し、セッション数 10%
- アクションゲーム:インストール 10% に対し、セッション数 17%
- 戦略ゲーム:インストール 7% に対し、セッション数 10%
3. OS別の使い分け:プレイ回数は圧倒的に「iOS」が優勢
OS別のシェアを見ると、ダウンロード数はAndroidとiOSでほぼ半々ですが、ゲームの起動回数(セッション数)の66%はiOSユーザー が占めています。
特に以下のジャンルではiOSユーザーの熱量が高くなっています。
- スポーツゲーム: iOSのインストール数 64% / セッション数 80%
- 戦略ゲーム: iOSのセッション数 69%
- アクションゲーム: iOSのセッション数 67%
コアなゲーマー層や高頻度で遊ぶユーザーは、iOS端末を中心にゲームを楽しんでいる傾向が伺えます。
4. 2026年第1四半期 ランキング&マーケティング指標
2026年第1四半期の人気アプリ上位タイトルと、広告・運用面での指標データです。
📊 ダウンロード数 & 支出額(売上)トップ10
| 順位 | ダウンロード数トップ10 | 消費者支出額(売上)トップ10 |
| 1 | ブロックブラスト(パズル) | ラストウォー:サバイバル(カード) |
| 2 | ハートピアスローライフ(シミュレーション) | モンスターストライク(ロールプレイング) |
| 3 | Order Crazy: 飲み物ソート ソーダ 色とりパズル | ウマ娘 プリティーダービー(アドベンチャー) |
| 4 | セルサバイバー – シューティングゲーム | プロ野球スピリッツA(スポーツ) |
| 5 | Water Match® – ASMR Water Sort | ホワイトアウト・サバイバル(ストラテジー) |
| 6 | HUNTER×HUNTER NEN×SURVIVOR | パズル&ドラゴンズ(パズル) |
| 7 | Roblox(シミュレーション) | Fate/Grand Order(カード) |
| 8 | アークナイツ:エンドフィールド(カード) | Pokémon TCG Pocket(カジュアル) |
| 9 | ゴシップハーバー:マージ & ストーリー | eFootball(スポーツ) |
| 10 | Block Crush: ブロックブラストパズル | ドラゴンボールZ ドッカンバトル(パズル) |
手軽に遊べるパズル系アプリがダウンロード上位を占める一方、売り上げ面では『ラストウォー』や『モンスト』『ウマ娘』『プロスピA』といった長年愛されているタイトルや戦略・カード要素を持つアプリが圧倒的な強さを見せています。
💡 ユーザーの定着率(継続率)とインストール単価(CPI)
2026年はアプリの継続率も全体的に底上げされています。

- 継続率の推移(2025年Q1 ➔ 2026年Q1):
- 1日目:24% ➔ 26%
- 7日目:9% ➔ 11%
- 30日目:3% ➔ 4%
- インストール単価(CPI・2026年第1四半期):
- アクション:0.84ドル
- アドベンチャー:1.61ドル
- ボード:2.11ドル
2026年のスマホゲーム市場は、ただダウンロード数を稼ぐだけでなく、「いかに日常的にアプリを開いてもらい、滞在時間を伸ばすか」というエンゲージメント重視のフェーズにシフトしています。
特にカードゲームやハイブリッドカジュアル領域の勢いは目覚ましく、今後の新作タイトルの動向からも目が離せません。
















