こんにちは! エウレカブログです!🎮✨
エウレカスタジオで働くクリエイターの生の声をお届けする「クリエイター語り」!
今回は、日々たくさんのハイパーカジュアルゲームを生み出している、ゲームクリエイターのTakunにインタビュー!🎤
「そもそも、どうしてゲームクリエイターに?」
「数あるゲームジャンルの中で、なぜハイパーカジュアルを選んだの?」
「ぶっちゃけ、仕事のどこが面白くて、どこが大変?」
「これから目指す人へのアドバイスは?」
…などなど、気になる質問をぶつけてみました!🔥 キラキラした話だけじゃない、開発現場のリアルな声、ぜひお聞きください!👇
いつからゲームクリエイターを目指そうと考えていましたか?それはなぜですか?
小学生の頃、親にねだって初めてゲームボーイとポケモンを買ってもらいました。その瞬間、「ゲームってすごい!」と世界が広がったのを覚えています。そこから、プレイステーションやニンテンドー64など、いつもゲームのそばにいる少年時代がスタートしました。

大学生になった頃、スマホゲームが爆発的に流行し始めて「これはゲーム業界が変わりそう!」と感じるほどの勢い。運よく、当時ソーシャルゲームを作っている会社でアルバイトとして企画職を体験することに。
そのとき初めて「ゲームを作るってこんなに面白いんだ!」と知り、気づけば「よし、ゲームクリエイターになろう!」と本気モードになっていました。
ゲームの中でもハイパーカジュアルを選ばれた理由を教えてください。
いくつかの会社でカジュアルゲームやソーシャルゲーム、コンシューマーゲームの企画職を経験しました。その中でも特にスマホ向けソーシャルゲームに携わることが多かったのですが、問題は開発期間の長さ。比較的ライトなゲームでも1~2年かかることがざらなんです。企画段階からだとさらに1年…なんてことも! その間に「これも作りたいあれも試したい!」という自分の好奇心が爆発していきました。

そう、飽きっぽいんです(笑) そこで、ゲーム業界のトレンドが「ハイパーカジュアルゲーム」にシフトしていくのを目の当たりにし、「これだ!」と閃きました。短期間で、しかもコア部分にフォーカスしたゲームを次々に作れるジャンルなら、まさに自分の性格にピッタリだと思いました。
ハイカジクリエイターとして働いていて、良かったところを教えてください。
まず何と言っても、様々なジャンルのゲームを自由に企画できるところです。
女性向けのメイクアップゲームを作ったかと思えば、次は男性向けのシューティングゲームを考えたり。カジュアルだからこそ、その手のジャンルに詳しくなくてもある程度挑戦できてしまいます。
また、私は元々企画職として入社して、Unityやプログラムの知識はほぼゼロでした。ですが、ハイパーカジュアルならではのシンプルな構成のおかげで、今では自分が企画したゲームを自分で作り上げるまでに成長できました。もしももっと大規模で複雑なゲームだったら、プログラムを始めようなんて思わなかったと思います。このスピード感と自由さこそ、ハイカジの醍醐味だと思います。
反対に、ハイカジクリエイターだからこそ大変なことはありますか?
ハイパーカジュアルには、独特の「これぞ試練!」という難しさがあります。私が特に感じているのは3つです。

まず1つ目は企画の難しさ。もう市場には無数のゲームが溢れていて、ちょっと新しいだけじゃ誰も振り向いてくれません。「この企画、前にもあったよね?」なんて言われたら、それだけでアウト。だから新しいけど受け入れられるという絶妙なバランスを探すのが毎回脳トレ状態です。
2つ目はスピード。なんと2週間に1本のペースでプロトタイプを作って、すぐにテストします。でも、ここがミソで、企画が通ってもヒットするのはほんの一握り。「これはいける!」と思ったものが、テスト段階で「え…なんで?」とコケてしまうことも日常茶飯事です。なので、とにかく数を作って、その中でヒットを探すという、ちょっとした宝探し感覚で進めていくんです。
そして3つ目はマーケティング。ここが意外とシビア。ゲームを完成させたら「さぁ大ヒット!」と喜びたいところですが、実はその前にユーザーをいかに集めるかという問題が待っています。いくら良いゲームを作っても、効率よくユーザーを集めなければせっかくの力作も埋もれてしまうんです。そのため、広告のクリエイティブを工夫して「これ面白そう!」と思ってもらえるような工夫が必要です。1ユーザーあたりの利益が少ないので、とにかく多くのユーザーを集めることが肝!ここでの勝負がハイカジの成否を分けるんですよ。
日常で職業病を感じる瞬間はありますか?
日常生活がすべてゲームのネタになることですね。たとえば、スーパーで野菜を選んでいるときに「あれ?この動きゲームにできるかも」とか、テレビを見ていて「これってゲームで使えそうなテーマだな」とか。ハイパーカジュアルゲームは日常を題材にすることが多いので、インスピレーションは意外と身近なところに転がっています。
あと、ゲーム開発者あるあるかもしれませんが、純粋にゲームを楽しんでいるつもりが、いつの間にか「この機能どうやって作ってるんだろう?」とか「この技術すごすぎる!」と感心してしまい、内容より技術に目が行ってしまうことも…。ゲームに触れるたびに余計な脳がフル回転しちゃいます(笑)
ハイカジのゲームクリエイターを目指すには、どんなことが必要でしょうか?
何と言っても「常に新しいものにワクワクできる気持ち」ですね。そして、その気持ちを持ってどんどん挑戦していくことが大事。もちろん、Unityを扱えることは必要ですが、複雑なゲームを作るわけではないので、その都度学習しながらやっていければ十分だと思います。
あと、自分の考えた最高のアイデアがダメだったとき、すぐに「次だ次!」と切り替えられるポジティブなメンタリティが重要です。失敗を引きずらずに、何度でもトライする。それがハイカジの世界で生き残る秘訣だと思っています。
最後にハイカジの魅力をズバリ教えてください!
ハイパーカジュアルの一番の魅力は、まさに「簡単そうに見えてとても奥が深い」ってところですね。見た目はシンプルだけど、実はその裏に予想もつかない戦略が詰まっていたりします。さらに、開発スピードが速いので、思いついたアイデアをすぐに形にして、すぐに人々に試してもらえます。たとえるなら、毎週新しい料理を考えて、それを瞬時に多くのユーザーに試食してもらえるような感じですかね。
結果がどうであれ「次行ってみよう!」という精神で、いろいろな挑戦を楽しめるのも最高です!
